2010年08月30日

ひらら

ひらら

豊見城にある「ひらら」に行きました。

このお店の具は、ネギと金糸玉子だけなのか?

いえいえ、三枚肉やかまぼこはどんぶりの中、麺のそこに隠れています。

これは、宮古そばの特徴です。


なぜ?麺の中に具を隠しているのか?というと、


その昔、年貢の取立ての際、「そばに具も乗せられないほど、生活が苦しいのです。」とお役人にアピールしていたそうです。

この説が巷では有名ですが、年貢の取立てがあった時代は、小麦粉は高価なものでしたので、庶民がそばを食べていたか?はギモンです。


ほんとの所は、なんでなんでしょうね?


麺の上に乗せる肉などは、温かいことは常識ですよね。

冷たい三枚肉などは脂分も固くなり「カチカチ」になりますので、冷めた肉を乗せてしまうとお客さんにいい印象を与えません。

だから、出す前に温めて麺に乗せます。


お店が暇な時は、何回も温めなおし三枚肉がボロボロになる時があります。(その肉をジューシーの具に入れるから無駄はないんですけど。)

そば屋の立場から言えば、具(肉・かまぼこ)を麺の中に入れることによって、具がスープで温まるのでいいと思います。


最近は、宮古そばでも具を上に乗せているお店もあります。

「宮古そば」の具は麺の中に入っているという、おもしろい食文化なのでいつまでも伝わってほしいですね。

「ひらら」(豊見城)「どらえもん」(国際通り)「だるま」(那覇市辻)などで見ることができます。



「ひらら」さんにもラジオの取材をお願いしました。

ひらら



同じカテゴリー(沖縄そば食べ歩き日記)の記事
ぱーくさいど
ぱーくさいど(2011-11-21 11:23)

首里そば
首里そば(2011-10-27 08:30)

あんそば
あんそば(2011-10-27 08:06)

そば処月桃
そば処月桃(2011-10-14 20:43)

かりー亭
かりー亭(2011-10-03 08:10)

ちょーでーぐぁー
ちょーでーぐぁー(2011-09-30 09:20)


Posted by 沖縄そば伝道師・野崎真志 at 18:03│Comments(0)沖縄そば食べ歩き日記
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。