2010年09月12日
あぐにそば しん里(10/8/12放送)



【あぐにそば しん里】
県道7号線、徳洲会病院を糸満向けに行き、南山病院手前の信号を左へ。
さとうきび畑の小さな農道に入っていきます。
小さな誘導カンバンを頼りに右へ、住宅地を左へと・・・
「本当にお店はあるの?」といった所にあります。
2階建て住宅の1階を店舗にしています。
店内はこじんまりとした居酒屋またはすし屋のような雰囲気。
店主の新里さんは粟国島出身なので、店名を「あぐにそば しん里」にしたそうです。
お客さんを見送る時に、ご夫婦そろって「ありがとうございました~」はほほ笑ましく、ちょっと感動しました。

今回のメニュー
あぐにそば (忍びあぐ~)550円
麺の上にたっぷりの炒めた野菜が乗っています。
その野菜の旨みが出た、とんこつ野菜スープ。
コショウの香りも食欲が増します。
炒めた野菜もシャキシャキと新鮮で、錦糸玉子も飾りではなくしっかり「ドン」と乗せている。
ネギも島ネギと長ネギ両方入っていて、巻き昆布も入っている。
三枚肉もやわらかくておいしい。
これだけの具があれば麺がすすまないわけがない。
すると、なんと麺の底からやわらかい「しゃぶしゃぶ豚肉」が出てきて「うひょ~!」とうれしくなる。
本当に具沢山。
明らかに麺が足りない!(笑)
沢山の具のエキスが入り混じり、スープだけでも何杯でも飲める。
箸が止まらないし、持ったどんぶりが軽くなっていくのがさびしい。(笑)
食後、もう一杯食べようか悩みましたよ。(その日は別取材もあり3杯食べました。)
麺 少し細め 少しちぢれ麺 金城製麺所
具
三枚肉×1ヶ
ゴボウ人参入りかまぼこ×1ヶ
島ネギ・長ネギ
金糸玉子
巻き昆布×1ヶ
野菜
忍びあぐ~
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
金城製麺から仕入れています。
食べてみて、自分が一番気に入った麺です。
○スープのこだわり・特徴
あぐーの出し骨と鶏がらに野菜をたっぷり入れてを8時間煮込んでいます。
野菜は、玉ねぎ・白ネギ・ニンニク・旬の野菜をたくさん入れています。
8時間後に出来たスープを一日寝かすことによって、旨みやまろやかさを引き出しています。
他のお店にはないスープを作りたかったので、カツオ出汁は使っていません。
味付けは、「粟国の塩」を使い、黒コショウでインパクトを出しています。
○具のこだわり・特徴
三枚肉はやわらかく仕上げています。
麺の底に忍ばせている「あぐーのしゃぶしゃぶ」はコストをかけていますよ。
野菜は、旬のものを使っています。
隣の畑から玉ねぎ、人参、キャベツなどたくさんもらっています。
〇開業のきっかけ(経緯)
10代後半から30年近く板前で修行していました。
小禄で居酒屋を7年間経営していました。
自宅に帰るのが夜遅くて、子供たちだけで留守番をさせるのが申し訳なくて、
自宅を改装してお店をやることにしました。
元々そばジョーグーでしたので、「沖縄そば」にしました。
○一番苦労したこと
味が安定するまで2年間は苦労しました。
○一番うれしい・たのしいこと
家族が「おいしい」と言ってくれた時、特におばあちゃんが「おいしい」と言うとうれしいです。
(おいしくない時は、何も言わないので・・・)
また、お客さんが「おいしい」と喜んでもらえるとうれしいです。
○店主・新里さんにとって「沖縄そば」とは?
生活の一部です。
【あぐにそば しん里】
住所 :糸満市字座波1872-6
定休日 :月曜日
駐車場 :6台
営業時間 :11:30~15:00
電話 :098-992-7423
取材日 :10/8/28
地図はこちら
Posted by 沖縄そば伝道師・野崎真志 at 23:30│Comments(0)
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