彼との出会いはブログでした。
「名古屋で沖縄そば屋を開業します」(確かこういうタイトルだったと思います。)
そのブログをたまたま見たので、コメントを書き込んだことがキッカケになりました。
それから1~2週間後に、お店で会うことになりました。
彼は、修行先として希望していたお店に、「修行させてください」とお願いしたのですが、
断られてしまい、行く当てがない状態でした。
私は彼に会って、こう質問しました。
「どうやって断られたの?」(野崎)
「電話で修行願いをしたのですが、「身内でも厨房に入れない!」といわれて断られました。」(小山)
「ふ~ん、なぜ?もう一度頼まなかったの? なぜ?沖縄にまで来ているのに、直接会いに行かなかったの?」(野崎)
「そんなことで、あきらめていては、これからいろいろな望みをかなえていく事は難しいと思うよ。」(野崎)
「・・・・・・」(小山)
彼は、うちあたい(ぐうの音も言えないようす。「沖縄の方言」)したようでした。
改めて、質問しました。
「何が与えられたら、あなたの望みが叶うの?」(野崎)
「沖縄でいろいろ勉強して、名古屋でお店を持つことです。」(小山)
「じゃあ、何を勉強するの?(何を名古屋に持って帰るの?)」(野崎)
(中略)(突っ込んで質問攻めにしましたが、答えは下記の4点でした。)
「沖縄そばの作り方」
「開業資金を貯めたい」
「店舗経営を学びたい」
「沖縄の風土を学びたい」
(中略)
「じゃあ、行くところがないなら、うちで勉強するかい?」(野崎)
それから、修行が始まりました。
私は、屋台時代を含めて、数十名の人から「教えてください」と頼まれました。
しかし、ほとんどの人が3日で根をあげました。
(はたから見たら、楽に仕事をしているように見えたのでしょう。)
彼(小山)もそうなることを予想して、お付き合いをしていました。
ところが、彼は予想を裏切って修行5日目をむかえました。
そこまでは良しとしますが、彼は仕事先を見つけ、安心しきっていることを感じました。
その日の夜、説教しました。
「「ここ(シーサー)にいれば何とかしてくれる。」「ここにいれば、独立開業出来る」って、
甘く考えていないかい!?
「ここ数日の姿を見ていると、そこらへんのアルバイトと同じ行動をしているよ!
あなたが本気で独立開業したいなら、「これなんですか?」「この作業はなぜするのですか?」って、聞いてメモするよね!?
なんでしないの!?メモ帳すら持っていないよね!?
居酒屋で、上記のような説教を3時間しました。
この説教をする前に、私はカミさんに言いました。
「明日から、小山君は来ない!と想定していてね。」と・・・
私は、彼と出会った時から、「彼が望むことで、私が出来ることは何だろう?」と、常に考えていました。
この説教で逃げ出してしまうのであれば、早いうちに見切りをつけたほうがいいのでは?」と、思ったのです。
翌日は定休日。
一日考えて「辞めます!」とでも、言うであろうと思っていました。
ところが、彼は、【丸坊主】になって出勤してきたのです。
私は、その姿を見て、彼と真剣に向かい合おうと思いました。
「本気で修行するかい!?」(野崎)
「ハイ!」(小山)
「厳しいことでも乗り越えられるかい!?」(野崎)
「ハイ!」(小山)
その時に、私は彼に「ブログを書くことを止めなさい!」と告げました。
「一日の終わりにブログを書くこともいいかもしれないけど、コメントもらったら返事を返さないといけないでしょ!
あなたの腹(気持ち)が出来ていない状態では、第三者の意見で「志」がブレてしまうおそれがあるから、ブログは止めなさい!
「俺は名古屋で「沖縄そば屋」を開業するんだ!!」。 そのお店で00をするために(何のために)開業するんだ!と、
答えることができるまでブログは止めなさい。」と言いました。
それから、3ヶ月経ちました。
いろいろなことをさせました。(このことは後日書きます)
とても90日とは、思えないほどの早さで成長しています。
(途中、気が抜けて、何度も説教しましたが・・・)
来た当初より8キロやせました。
(夜もアルバイトをして睡眠時間が2~3時間の頃、眠りながら作業をする小山君)
そんな経験をした彼が「ブログ」を再開します。
私が再開をすすめました。
小山君の独立への腹(気持ち)が決まり、腹がすわったと判断したからです。
とは言え、これからもいろいろな事があるでしょう。
彼なら乗り越えて行くと思います。
どうぞ、みなさん、小山ブログの読者登録されて応援してください。
「私・小山高史は、2008年!10月17日 『琉球魂』(沖縄そば屋)を名古屋で開業します!」
こうやって、みなさんに小山ブログを紹介させていただきましたが、
私は一切読みません。
私が見ていると思うと、彼は本音で書くことはないと思うからです。
どうぞご理解ください。
これを機に、今まで「小山君」と言ってきましたが、「小山」と呼ぶようにします。