【新山食堂 宮里店】
58号線、名護の21世紀の森から国頭向けに2キロほど進み、洋服の青山(右手)の交差点を右折した所にあります。
大正十二年創業と書かれた看板に歴史を感じます。
カウンター席、テーブル席、座敷とあり一人でも家族でも対応しています。
今回のメニュー
そばセット 700円
本ソーキ、三枚肉、コンブ、豆腐の薄揚げがトッピングされています。
カツオやコンブの香りがあり和を感じさせるあっさりとした透明感のあるスープ。
本島北部地区ではおなじみの幅広い平たい麺で、すすると「ぶるるん」と音が出ます。
三枚肉は分厚くカットされていて、味つけもしっかりしています。
コンブと豆腐の薄揚げは、やんばるのお店に多いですね。
創業九十年。昔ながらの素朴で懐かしい味でした。
くゎっちーさびたん!(ごちそーさまでした)
麺量 250g 幅広の太平麺 三角屋製麺所
具
三枚肉×2ヶ
本ソーキ×1ヶ
コンブ×1ヶ
豆腐の薄揚げ×1ヶ
島ネギ
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
創業以来45年ほど自家製麺でしたが、お客さんが増えて生産が間に合わなくなったので、地元の三角屋製麺所へ新山食堂オリジナル麺(幅広麺)を作ってもらうことにしました。
それ以来、三角屋製麺所では幅広麺が主力商品となり、北部地域で幅広麺が広がったのです。
元をたどれば、、新山食堂の麺が始まりなんです。
○スープのこだわり・特徴
あぐーのダシ骨をじっくり煮込んだ豚ダシスープと、、かつおと煮干しのスープと合せています。
余分なアクや脂分を取り除き、サッパリとしたスープに仕上げています。
創業当初から昔ながらの味を守り続けています。
○具のこだわり・特徴
三枚肉、本ソーキ、コンブ、豆腐の薄揚げのトッピングは、2代目寺田ハツさんの考案。
沖縄そばは麺と肉がメインなので、栄養が片寄らないようにコンブと豆腐の薄揚げを入れ始めたようです。
本ソーキは創業当初(90年前)からトッピングしているそうです。
ソーキそばは海洋博の年に生まれたと言われていますが、それよりも40年以上も前に乗せていたようです。
〇開業のきっかけ(経緯)
先代から2代目の寺田ハツさんにお店を継承した時から始まりました。
先代のお店で従業員として働いていたハツさんは、まじめに一生懸命だったそうです。
その働きぶりが目にとまり、店を譲り受けることになったっようです。
○一番苦労したこと
朝早くから夜遅くまでお店にいること。
労働時間が長いですね。
○一番うれしい・たのしいこと
お客さんがたくさん来た時やお客さんとの会話が楽しいです。
○お店のPRを一言
やんばるで一番古いお店です。
創業当時の味を守り引き継いでいます。
【新山食堂 宮里店】
住所 :名護市宮里7-1-10
定休日 :水曜日
駐車場 :20台
営業時間 :10:00~20:00
電話 :0980-53-0818
取材日 :13/1/4