【淡すい】
県道7号線、豊見城中学校の交差点を豊見城団地向け(糸満向け)に行き、靴屋の交差点を左折、
800m直進して左手にあります。
店名の由来は、中国の古典から引用し「君子の交わりは、淡として水のごとし」と言う荘子の言葉だそうです。
人間が感じる「甘い」「辛い」「すっぱい」「苦い」などの中で「無」の味というのがあって、「無」の味が至福の味と言われている。
その「無」の味に一番近いのが「おいしい水」らしく、人間が本当においしさを感じる味は「水」だそうです。
その水にこだわっていこうと店名に名付けたそうです。
お店はプレハブ小屋で、「沖縄そば 淡すい」と看板がなければ、道路工事現場事務所のようです。
しかし、一歩店内に入るとピアノのBGMが流れていて、暖かさを感じる照明でゆったりとした癒し空間。
テーブル席、畳間もあり、一人でも家族でもくつろげます。
今回のメニュー
そば(大)650円
超透明に澄みきったスープ。
一口すすると、何とも言えないカツオの風味があり、旨さを感じます。
麺は細くてストレート麺です。
しっかりとコシがあり歯ごたえがあります。
三枚肉が程良く甘く、噛むと鼻から抜ける香りが上品です。
たぶん泡盛で味付けしているのでしょう。
あっさりとしていて毎日食べても飽きない。
1日5食でもいける!
ドンブリにもこだわっていて、遠赤外線で仕上げた「波動セラミック」という、触れるだけで人間が元気になる器だそうです。
テーブルもニスの代わりに「ハーブ」を塗っているそうです。
見える所、見えない所にもこだわりがあるお店。
細麺 ストレート麺 西崎製麺(淡すいオリジナル)
具
三枚肉×3ヶ
かまぼこ×2ヶ
島ネギ
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
淡すいオリジナル麺を西崎製麺所で作ってもらっています。
細くてコシのあり「食べている間に伸びない麺」というリクエストに、水、小麦粉、熟成期間など試行錯誤しながら開発しました。
その分、通常の麺より2割ほど原価が高いですよ。
オリジナルの麺ですが、久茂地の「すーる」というお店でも同じ麺が出されていますよ。
○スープのこだわり・特徴
無添加にこだわって、化学調味料を一切使っておりません。
カツオやコンブ、他に7種類の食材でスープを作っています。
パイウォーターのおいしい水を使用しています。
○具のこだわり・特徴
泡盛で肉の臭みを取っています。
この臭みを取ることには気を使っています。
〇開業のきっかけ(経緯)
30年サラリーマンをしていました。
将来は「沖縄そば屋」になると決めていましたので、いろんなお店を食べ歩きしていました。
11年前の56歳にオープンしました。
○一番苦労したこと
おいしいものを作ればお客さんが来ると思っていましたが、なかなかお客さんが来なかった時は苦労しました。
○一番うれしい・たのしいこと
「おいしい!」の一言。
○店主・森下さんにとって「沖縄そば」とは?
お昼ごはん「りっか、すばかでぃくー(沖縄そば食べに行こう!)」と言ってお昼食べに行くもの。
○お店のPRを一言
あじくーたーが好きな人には、物足りないかもしれないけど、毎日食べられるものを作っています。
気取らずにぜひご来店ください。
【淡すい】
住所 :糸満市武富603-1
定休日 :水曜日
駐車場 :25台
営業時間 :11:00~16:00
電話 :098-992-1302
取材日 :11/1/14