【そば処 玉家】
南城市大里にある超有名店「玉家」。
地元客のみならず観光客にも支持されているお店です。
11年前、15坪の小さなお店から始まり、今では80席もの大きなお店になっています。
取材日は、12月30日ということで「年越そば」の受け取りのお客さんもいました。
27日までは「県外発送」の「年越そば」を4000食を送ったようで、31日のお店での受け渡しは3000食を販売するそうです。
県内県外に「玉家」ファンがたくさんいます。
その日の店内も家族連れでにぎわっていました。
今回のメニュー
トライアスロンそば(大) ???円(裏メニュー)
超透明でカツオの風味が強いですね~。
何かが強調しているのではなく、シンプルだけど旨味のあるあっさりとしたスープ。
麺は細くて歯ごたえのある亀浜麺。
スープの相性が抜群。
三枚肉、本ソーキが甘辛く、しっかり味がしみ込んでいて、麺とスープがすすみます。
後半戦、どこまでもあっさりとしているスープに「コーレーグース」を入れると風味が変わり2度楽しめます。
ヨモギも入れてさらにおいしい。
久しぶりの「玉家」でしたが、変わらぬ味で満足です。
麺量 220g 細麺 ストレート麺 亀浜製麺
具
三枚肉×1ヶ
本ソーキ×1ヶ
てびち×1ヶ
かまぼこ×1ヶ
島ネギ
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
亀浜製麺所の麺を使っています。
「玉家」のオリジナルで、コシがあって伸びにくい麺にしています。
○スープのこだわり・特徴
カルキ抜きの水でスープを作ります。沖縄そばのスープは石灰が入っていた方がいいです。
出汁骨から4時間煮込み、そのスープにソーキ、三枚肉をゆでて豚のスープを作ります。
カツオは2種類の削り節をブレンドして豚骨スープと合わせます。
後は、塩で味付けして完成です。
○具のこだわり・特徴
豚肉の一割は、形の良くない不良品が出ます。
その肉を取り除き、本ソーキ、三枚肉を流水で血抜きをします。
それで、豚の臭みを取ります。
形の良くない肉は、油みそを作っています。
〇開業のきっかけ(経緯)
サラリーマンを20年やっていました。
営業をやっていていたので、外回りが主でしたので、県内の沖縄そばを食べ歩いていました。
(いわゆるそばジョーグー)ですね。
その好きなことで仕事にしようと、45歳に15坪の小さなお店を夫婦でスタートしました。
オープン当初は20~30食ぐらいの売上でした。
当時の味を振り返っても「おいしくなかった」と思います。
今でも試行錯誤していて、オープン以来100回以上レシピが変わっています。
○一番苦労したこと
コールドスープ(腐らないスープ)を完成させるために7年かかりました。
○一番うれしい・たのしいこと
お客様の「おいしい」の一言。
○店主・玉城さんにとって「沖縄そば」とは?
ソウルフード。
家族で食べるもの。
○お店のPRを一言
透明感を出して、シンプルな味に仕上げています。
ぜひご来店ください。
【そば処 玉家】
住所 :南城市大里字古堅913-1
定休日 :盆・正月
駐車場 :50台
営業時間 :11:00~18:00
電話 :098-944-6886
取材日 :10/12/30