アワセそば食堂(10/10/24放送)

沖縄そば伝道師・野崎真志

2010年10月25日 17:29




私がレポーターを務める。

RBCラジオ「久茂地放送屋」の「すばらしき・すば屋達」のコーナーで紹介されたお店。










【アワセそば食堂】


創業35年の老舗、大型の「沖縄そば専門店」。

どれくらい広いかと言うと、美ら島国体でソフトテニスチーム25名を宿泊させる程。

「アワセそば」と言えば、太い麺が特徴。太麺が主流のやんばるに行かなくてもここで味わえる。

先日の「沖縄そばの日」には、800食以上を販売。

地域に愛されているお店です。






今回のメニュー


アワセそば(中)



とんこつがメインの昔懐かしいスープ。

カツオより豚骨の風味を感じる。

太さが1センチくらいある太くて平たい麺。

「ぶるぶる」っと音をたてながらすすります。(笑)


子供の時、父親に連れてきてもらったので、僕にとって「太い麺」というとやんばるじゃなくて、

「アワセそば」の印象が強いです。


大きい本ソーキがど~んと乗っかっています。

甘辛く煮込まれたやわらかい肉。お箸で骨についた肉がほどけます。

この本ソーキが麺をすすませます。

全体的に老舗の貫禄を感じました。



いつもは食べた感想を書きながら箸をすすめていくのですが、

一気に食べてしまい。あっ、どんなだったっけ?!とあわててしまいました。(笑)




麺  太麺 ストレート麺 少し硬め  



具 
 

本ソーキ×1ヶ

かまぼこ×1ヶ

島ネギ









店主への質問


○麺のこだわり・特徴



2種類の小麦粉をブレンドして、天候によって水分の加水率を調節しています。

少し固めの麺になるように意識しています。

「アワセそば」と言えば、太麺の元祖です。

やんばるよりも先に世に出していました。



○スープのこだわり・特徴


豚骨(背骨と出し骨)を大量に使っています。

4年前に店を引き継いだのですが、その当時より1.5倍の量を増やしています。

カツオは鹿児島県・枕崎産の一本鰹を使い、風味を損なわないように、使う分だけ削って使っています。

豚骨出汁とかつお出汁をブレンドしています。






○具のこだわり・特徴


具の肉の下処理(血抜き、アク取り)は丁寧に行っています。

やわらかすぎず、かたすぎず、食感にも気を配っています。



〇開業のきっかけ(経緯)


「アワセそば」は乾麺工場を創業60年になります。

その25年後、工場の資金繰りが思わしくなく、現金収入を得るために自宅を改装し店舗を作りました。

創業当時は30席ほどの小さなお店でしたが、少しづづ忙しくなり、徐々に店舗を大きくしていき、現在の大きさになりました。

そして、4年前に先代の母親からお店を引き継ぎ、2代目となりました。

引継ぎ当初は、経営的に不安定でしたのでどこから改善していいのかわからなかったので、お客さんにアンケートをお願いし、

お客様の声を拾っていき改善改善していきました。



○一番苦労したこと


飲食店経験がなく、お店を引き継いだ当初は先が見えなくて不安な日々が続いていました。



○一番うれしい・たのしいこと


少年野球の子供たちを連れてきたお母さんが、「細麺はないの?」と聞いてきて、

「明日もお店で食べる予定だったんだけど?!」と来店された時に、

「明日までには、細麺を用意しておきます。」と応えたのですが、

翌日、本当に子供たちを連れてお店に来た時はうれしかったです。


もう一つ、名護高校のラグビー部は大会前やここぞと言う試合の前に「アワセそば」に来てくれるんです。

ゲン担ぎに来店してくれるのでうれしくなります。




○お店のPRをお願いします。


麺にもスープにもこだわって作っていますが、本当に心をこめて作っていますので、

どうぞご来店お待ちしています。





○店主・武原さんにとって「沖縄そば」とは?


主食です。(笑)

子供の頃からそば屋の息子、工場の息子として育ったので、ご飯よりも「沖縄そば」が主食です。









2代目店主の武原さん。




【アワセそば食堂】

住所   :沖縄市高原5-3-9
定休日  :正月・お盆
駐車場  :25台
営業時間 :10:30~20:00
電話   :098-937-8762
取材日  :10/10/23

 






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