自家製麺 なかむらそば(10/9/26放送)

沖縄そば伝道師・野崎真志

2010年10月01日 18:35





私がレポーターを務める。

RBCラジオ「久茂地放送屋」の「すばらしき・すば屋達」のコーナーで紹介されたお店。










【自家製麺 なかむらそば】


恩納村瀬良垣、58号線沿いの万座ビーチを名護向けににあります。

ガラス張りの店内から東シナ海の水平線が見渡せます。

取材に行った日は、満席の状態で、店裏のテラス席で食べました。

観光客がいっぱいでした。







今回のメニュー


アーサそば



アーサがドンブリいっぱいに広がっていて麺が見えません。

一口すすると、アーサが飛び込んできます。


麺にもアーサが練りこまれています。

弾力のある麺でアッサリしたスープに良く合います。

特にアーサの味や風味は感じませんでした。


三枚肉は、甘辛く味付けされていて、麺とスープがすすみます。

やわらかく、脂身もおいしくいただけます。

たくさんの「沖縄そば」を食べている私ですが、ここの三枚肉は、県内の「沖縄そば屋」でも上位ランクの三枚肉だと思います。


かまぼこにもアーサが入っています。

どんぶりの中に、どこまでアーサを入れるんだ!?って思うんだけど、しつこくない。

正直、食べるまでは「磯(イソ)くさいのかな~?」と思っていたけど、全然におわない。

あっさりしているので、何杯でも食べられる。

たいへん勉強になりました。

ありがとう、「なかむらそば」。






「アーサざんまい、アーサづくし、アーサだらけ、アーサだらけの水泳大会!」

「黒田アーサーにも教えたいお店!」


って、ラジオで話したら、「ふざけすぎ!」って怒られました。(笑)




※TBSテレビ「ひみつの嵐ちゃん」にて、女優の比嘉愛美さんの

おすすめの「沖縄そば」として「アーサそば」が全国放送されたようです。







自家製麺 180g アーサが練りこまれている  少し細め  少し硬め 少しちぢれ麺 



具 
 

三枚肉×2ヶ

アーサかまぼこ×2ヶ

アーサ×たくさん









店主への質問



○麺のこだわり・特徴




麺にアーサを練りこんでいます。

乾燥させたアーサを粉砕し、水加減を注意しながら小麦粉に混ぜて生地を作ります。

スープとの絡み合うように手もみでちぢれを入れて、「かためで、コシのある」麺になるように心がけています。




○スープのこだわり・特徴


豚骨から煮込んだスープは、こまめにアクを取り、余分な脂分も取っています。

カツオは枕崎産の削り節を使っています。

あっさりとしたスープに仕上げています。



○具のこだわり・特徴



三枚肉は下処理して茹でた後、下味を付けます。

1日寝かして自然に冷ました後に、1センチ間隔に切った後にも味付けをして肉にしみ込ませています。



アーサは、伊江島産で那覇の公設市場の業者さんが丁寧に洗って、乾燥させたものを仕入れています。



〇開業のきっかけ(経緯)


なかむらそばの先代は10年前に48歳の若さで亡くなりました。

その後、奥様が閉店する事に決めたのですが、厨房業者や取引先の方がこの店を残したいと思い、

店を継いだそうです。

その時に、厨房で仕切っていた方が嘉手納の「みよ家」を経営されている「田崎さん」だったんです。

田崎さんが8年間「なかむらそば」の味を守ってくれて、2年前に私に引き継いでいただきました。




○一番苦労したこと


夏場は観光客がたくさん来店するので、仕込みが大変です。

その仕込みに慣れるまでが苦労しました。




○一番うれしい・たのしいこと



お客さんの「おいしかった」の一言。




○店長・新地さんにとって「沖縄そば」とは?


仕事の一部。

沖縄そばがないと、生きていけない。





【自家製麺 なかむらそば】

住所   :恩納村瀬良垣1669-1
定休日  :元旦・1月2日
駐車場  :30台
営業時間 :11:00~20:00
電話   :098-966-8005
取材日  :10/9/19




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