自家製麺・麺処 薫風(10/9/19放送)

沖縄そば伝道師・野崎真志

2010年09月19日 13:20



私がレポーターを務める。

RBCラジオ「久茂地放送屋」の「すばらしき・すば屋達」のコーナーで紹介されたお店。












【薫風】


名護の琉球銀行大宮支店(名護市役所の斜め向かい)の向かい、21世紀の森体育館の裏にあります。

座席16席ほどのこじんまりとした明るい店内。

正面の壁に「名護親方(程順則)」の絵が大きくあります。

店内からガラス越しに製麺室があり、製麺機が見えます。

ここは、自家製麺のお店です。






今回のメニュー


薫風そば 太麺 500円



カツオとも豚骨とも言えない、いや、ちょっと豚だしが利いてるかな。

おばーが作ったような「昔懐かしいスープ」って感じ。


麺は、名護・やんばるらしく、太くて平らな麺。

食感はやわらかく、すすると「ブルブルッ」と音が出ます。(笑)

細麺のようにすすると、麺が太い分、口いっぱいに麺が入ってきます。

自家製麺独自の麺の味(小麦粉の味・香り)がします。


三枚肉が3枚、本ソーキ1個乗っかっていて、値段が500円というのは、そうとうお得!

肉はやわらかく、しっかり甘辛く味付けされていて、麺がすすみます。

食後に後引く旨さがあります。


ご馳走様、ありがとう!薫風!




麺 275グラム 自家製麺  太麺  少し軟らかめ 少しちぢれ麺 



具 
 
三枚肉×3ヶ

本ソーキ×1ヶ

かまぼこ×1ヶ

島ネギ





店主への質問


○麺のこだわり・特徴



沖縄そばの製麺所を経営していた養父に作り方を教わりました。

やわらかすぎず、硬すぎず、「ツルツル」とした食感が出るように意識して作っています。

製麺後1日冷蔵庫で寝かして熟成させています。

たくさん作らずに、「無理せず、丁寧に」作る為に、1日60食限定でやっています。

薫風そばの麺は275グラム入っています。(他店では普通200~230グラム)

500円でたくさん食べてもらおうと考えています。

普通の人は、お腹いっぱいになりますよ。



○スープのこだわり・特徴


豚骨と玉ねぎ、長ネギなどを入れて、5時間煮込んでいます。

カツオはスープ全体の1~2割程度で、豚だしを強く出しています。

スープも1日寝かすことで、まろやかに仕上げています。






○具のこだわり・特徴


三枚肉など、やわらかすぎず、硬すぎないように意識して作っています。



〇開業のきっかけ(経緯)


養父が沖縄そば製麺所の創業者でして、その関係で小さい頃から沖縄そば作りのお手伝いをしていました。

大人になると建築関係の仕事をしていて、20年ぐらい勤めていたのですが、会社が倒産に遭いました。

第2の仕事をどうするか?という時に、自ら「沖縄そば屋」をやろうと思いました。

とは言うものの、飲食店は、まったくの未経験者でしたので、一年間は養父からマンツーマンで麺の作り方、

スープの作り方を習いました。





○一番苦労したこと


味が安定するまで、お客さんにいろいろな意見を言われたことです。

何がなんだかわからなくなって、半年ぐらいは苦労しました。



○一番うれしい・たのしいこと


お客さんがリピーターになり、常連さんになっていただくことがうれしいです。

また、「那覇から来ました!」とか遠方から訪ねてきたお客さんが来るとうれしくなります。

こうやってお客さんの顔が見えることもいいですね。



○店主・大城さんにとって「沖縄そば」とは?


小さい時から沖縄そばのそばにいたので、原点回帰というか元に戻ってきたって感じです。




【薫風】


住所   :名護市大南2丁目1-38 山川ビル101
定休日  :水曜日
駐車場  :5台
営業時間 :11:0~20:00
電話   :0980-53-5468
取材日  :10/9/12



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