ひらら
豊見城にある「ひらら」に行きました。
このお店の具は、ネギと金糸玉子だけなのか?
いえいえ、三枚肉やかまぼこはどんぶりの中、麺のそこに隠れています。
これは、宮古そばの特徴です。
なぜ?麺の中に具を隠しているのか?というと、
その昔、年貢の取立ての際、「そばに具も乗せられないほど、生活が苦しいのです。」とお役人にアピールしていたそうです。
この説が巷では有名ですが、年貢の取立てがあった時代は、小麦粉は高価なものでしたので、庶民がそばを食べていたか?はギモンです。
ほんとの所は、なんでなんでしょうね?
麺の上に乗せる肉などは、温かいことは常識ですよね。
冷たい三枚肉などは脂分も固くなり「カチカチ」になりますので、冷めた肉を乗せてしまうとお客さんにいい印象を与えません。
だから、出す前に温めて麺に乗せます。
お店が暇な時は、何回も温めなおし三枚肉がボロボロになる時があります。(その肉をジューシーの具に入れるから無駄はないんですけど。)
そば屋の立場から言えば、具(肉・かまぼこ)を麺の中に入れることによって、具がスープで温まるのでいいと思います。
最近は、宮古そばでも具を上に乗せているお店もあります。
「宮古そば」の具は麺の中に入っているという、おもしろい食文化なのでいつまでも伝わってほしいですね。
「ひらら」(豊見城)「どらえもん」(国際通り)「だるま」(那覇市辻)などで見ることができます。
「ひらら」さんにもラジオの取材をお願いしました。
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