【与那原家】
国道329号線・与那原署から中城向け1キロぐらい進み、反対車線右手。
大通り沿い。客席100席収容の大型店舗。駐車場も6~70台あります。
店内には大型水槽があり熱帯魚が気持ちよく泳いでいます。
BGMに沖縄民謡が流れていて、これぞ「沖縄そば屋」という雰囲気。
1日平均500人来店し、日曜・祭日には1000人来店し、年間20万人来店する。
創業28年・不動の人気店である。
私も子供の頃、親父に連れられてよく来ていた。
「与那原家」と名づけた由来は、沖縄そばの代表になれるように、伝統的に語り継がれるように(北中城にある「中村家」のように)
「家」を入れてそうです。
今回のメニュー
ロースそば(こってり) 580円
スープはとんこつ塩味。
とんこつと言っても白濁している訳ではなく、薄い膜が張っている程度。
「こってり」とメニュー分けされているので、ラーメンの様にコテコテスープをイメージしたが、
豚骨ラーメンに比べるとむしろ「あっさり」ではないかと感じた。
塩味スープが麺を進ませる。
県内でもちぢれの強い「照喜名製麺」の麺がスープによく合う。
ロース肉が柔らかく煮込まれていて、麺が進む。
青野菜のレタスがスープに馴染んでいて、麺・ロース・スープの調和をしている。
食べている間、目の前に店主の上原さんが腕組みをしながら僕を見ていた。
「おいしいっすね」と何度も言わないと、場が和まないほど、かなり緊張感のある取材でした。(笑)
麺量 200g 中太麺 ちぢれ麺 照喜名製麺所
具
ロース肉×3枚
レタス(青野菜)
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
スープとの絡みを重点に置いているので、その条件に合う麺を探しました。
県内たくさんの製麺所から麺を取り寄せて食べ比べてみて、ちぢれの強い「照喜名製麺」に決めました。
○スープのこだわり・特徴
あっさりスープは、かつおの香りを強く出しています。
こってりスープは、豚骨と豚肉のだしの両方で作っています。
塩・しょうゆの味付けのバランスに気を配っています。
○具のこだわり・特徴
ロース肉は肉の旨みを逃がさないように、一度フライパンで焼いた後に、味付け煮汁に漬け込んでいます。
〇開業のきっかけ(経緯)
小さい時からそばジョーグーでたくさん食べ歩きしました。
与那原で商売をする際に「沖縄そば」で店をしようと考えました。
○一番苦労したこと
店をオープンする1年前からいろんなお店の沖縄そばを食べ歩きました。
味を安定させるまで、作っては捨て・作っては捨てを繰り返しました。
オープン一ヶ月前は、ずっと徹夜でした。
○一番うれしい・たのしいこと
お客さんの喜ぶ顔を見たくて商売しています。
「おいしい」「早い」「待たせない」を心がけて、合言葉は「走れ!」でした。
お客さんがテーブルについて、タバコに火を点けた時に、そばが出てきた位早く出していましたよ。(笑)
○店主・上原さんにとって「沖縄そば」とは?
県民食であり、ふるさとの味ですね。
【与那原家】
住所 :与那原町与那原1040
定休日 :なし (正月1,2日・ウークイ)
駐車場 :多数
営業時間 :11:00~22:00
電話 :098-945-8563
取材日 :10/5/27
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