てだこそば(10/5/16放送)

沖縄そば伝道師・野崎真志

2010年05月22日 18:45




私がレポーターを務める。
RBCラジオ「久茂地放送屋」の「すばらしき・すば屋達」のコーナーで紹介されたお店。







【てだこそば】


浦添市民会館やてだこホール入り口にある「赤瓦の門構え」。

木目調の明るい店内。

カウンター席、テーブル席、座敷があり全部で35席。

一人でも家族でも楽しめます。

BGMはRBCiラジオでした。

お昼時には、満席になるほど人気のお店です。







今回のメニュー


ナンコツソーキそば(中) 600円



豚骨ラーメンのような白濁スープ。

見た目はコッテリしているように感じるが、すすってみるとあっさり塩味のスープ。

ネギがたくさん入っていてスープと調和している。

麺は、モチッとした弾力のあるストレート麺で、噛めばかむほど味がある。

一般的な沖縄そばの麺とは違い、ラーメンの麺に近い生麺です。

この麺だけでも十分楽しめる。(僕はね。)

ナンコツソーキはトロトロやわらかく煮込まれていて、肉にしっかり味がしみている。

肉のくさみが全くなく、ナンコツの部分はモチのような食感。

食べ終わった後に、スープの味が口に残る。その広がる旨さがいい。

そのまま口に残して置きたいので、お茶は飲みたくない。(笑)

食べた満足感と食べ終わった寂しさを感じる。

書いているうちにお腹すいてきた! また近いうちに食べに行こう!






麺量 200g  中太麺  ストレート・少しねじれ麺  自家製麺



具 
 
ナンコツソーキ×3ヶ

島ネギ×たくさん










店主への質問


○麺のこだわり・特徴



強力粉のみを使ったコシの強い生麺です。

生地をこねた後、1日寝かして旨みを熟成させています。

食べ初めて、最初から最後まで旨さが同じになるように心がけています。

モチッとした食感を出すために、手間をかけ、こね方にも技術がいります。

全て製麺機械に任してしまうとダメですね。

麺に、ちぢれではなく、ねじれを入れることによってのど越しがよく、スープも程よく絡みます。




○スープのこだわり・特徴


豚骨のげん骨とあばら骨を強火で6時間、翌日3時間加熱しています。

強火にすることで骨から出る旨み成分が出て、味にコクが出ます。

6時間加熱して火を止め、翌日まで寝かすことで、余熱で豚骨の旨みをじっくり出しています。

豚骨臭さを取るためにしょうがを入れて臭みを取っています。

スープの味付は、塩のみです。

白濁した見た目よりあっさりした仕上がりです。



○具のこだわり・特徴


肉がトロトロになるには、1時間半圧力鍋で加熱しています。

肉の臭みを取るために、しょうがで臭みを取っています。

肉の種類(三枚肉・ナンコツソーキ)によって、味付を変えています。

だからメニューによって肉の味付は違いますよ。

その方が飽きないでしょ。




〇開業のきっかけ(経緯)


元々、独立志向があって「いつかは自分のお店を持ちたい!」と思っていました。

遅くから(30歳ぐらい)から飲食業にかかわっったので、自分で独立するなら専門店(一点集中)を考えていました。

沖縄でやるからには「沖縄そば」と自然な流れでオープンしました。



○一番苦労したこと

開業して今年で17年目になるのですが、オープンから3年ぐらいは経営的に苦しかった。

貯金を食い潰して、この先どうなるかな~?と考えていました。(笑)

4年目あたりから採算が取れるようになって、お客さんが増えていきました。



○一番うれしい・たのしいこと


お客さんの「おいしかったよー!」の一言。

子供に言われるととってもうれしい。

オープンから17年ですが、オープン当時に生まれた子供が社会人になって、

来店してくれる時が楽しみです。




○店主・盛岡さんにとって「沖縄そば」とは?


なくてはならないもの。

なかったら生きてはいけない!





【てだこそば】

住所   :浦添市仲間1-2-2 (浦添市民会館入り口)
定休日  :月曜日
駐車場  :10台
営業時間 :11:00~20:00
電話   :098-875-5952
取材日  :10/5/14


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