【琉球古来そば・御殿山(うどぅんやま)】
140年以上前に建てられた古民家。
40年前に宜野湾から現在の首里石嶺に移築。
敷地に一歩入るとサンゴが敷き詰められて、サクッ、サクッと海辺を歩いているよう。
観光客も多いので、「これぞ、沖縄」という演出をしている。
丘の上にあるので、風通りがよく気持ちいい。
庭のテラス席で「沖縄そば」をすするのもいい感じ。
今回のメニュー
胚芽そば 525円
透明感のあるあっさりとした上品なスープ。
豚スープの味が引き立っているけど、全くくさみがなく、まろやかな味わいが心地いい。
麺は、胚芽入っており噛めば噛むほどおいしい。
日本そばにそば粉の香りがあるように、胚芽の味・香りが楽しめて、通常の「沖縄そば」とは一風変わった味わい。
赤肉・三枚肉はやわらかく、スープのじゃまをしない程度の味付け。
この「胚芽そば」は、毎日食べても飽きない。
一日、5回食べてもいい。(笑)
もう一杯!
麺量 180g 細麺 硬め ストレート麺
具
三枚肉×1ヶ
赤肉×1ヶ
島ネギ
紅しょうが
店主への質問
○麺のこだわり・特徴
朝一番に3時間かけて、手打ちで作っています。
木灰のフェーミジ(灰汁)を使って、昔ながらの製法で作っています。
フェーミジ(灰汁)の中には、ミネラル成分が豊富に含まれておりうまさが違います。
○スープのこだわり・特徴
豚骨、かつお、鶏がら、昆布、野菜などを入れて、4~5時間煮込んだスープです。
そのスープを1日冷蔵庫で寝かします。
1日経つとスープの表面にラードが出来ます。
その脂分を取り除き、まろやかなスープに仕上がります。
取り除いた脂分は、ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)に入れて使います。
○具のこだわり・特徴
肉は、三枚肉・グーヤー(赤肉)・ナンコツを使っています。
食感をやわらかくするために、じっくり煮込んでいます。
〇開業のきっかけ(経緯)
県外でも有名な居酒屋でもある那覇市安里の「うりずん」でアルバイトで働いていた頃、
同店が沖縄そば屋を南風原町津嘉山で開業する際に、店長となったのが「沖縄そば」との出会いでした。
その店で麺の作り方、スープの作り方などを習得しました。
家族も子供の手が離れ一段落した頃に夫婦と義理の姉とで「御殿山」を開業しました。
○一番苦労したこと
木灰水で作っているので、コストや手間がかかること。
また、ガジュマルの木が不足したときは、探し回るのが難儀かな。
○一番うれしい・たのしいこと
「おいしかったよー」と子供の声を聞くととてもうれしい。
有名な芸能人も来店するけど、その何倍もうれしいさ~。
○店主・知念さんにとって「沖縄そば」とは?
沖縄そばの成長、発展の役割だと思います。
ガジュマルの木を燃やして木灰を作っています。
【琉球古来そば・御殿山(うどぅんやま)】
住所 :那覇市首里石嶺1-121-2 城北中学校正門向かい
定休日 :月曜日
駐車場 :15台
営業時間 :11:30~16:00
電話 :098-885-5498
取材日 :10/1/14
沖縄そば御殿山 (5箱セット)
¥5,250(税込)
沖縄の島人が、こよなく愛する沖縄そば。昔ながらのスープと麺づくりにこだわり続けるお店の味を再現しました。※この商品はメーカー製造状況により、お届けまでに時間がかかる場合がございます。ご了承下さいませ。…