サンサンキッチン2

沖縄そば伝道師・野崎真志

2009年10月13日 16:48



9月24日。
またまた、サン食品主催の沖縄そば手作り体験「サンサンキッチン」に行ってきました。

山城智二さんも一緒に行きました。





サン食品 土肥社長。

小麦粉の特徴(水に浸透しにくい性質)を説明しています。


【チェックポイント】

○小麦粉は、85度の熱を入れないと食べられないそうです。

パン、お好み焼き、天ぷら、たこ焼き、肉まん、まんじゅう、スポンジケーキなど。


○小麦粉には、14%の水分が含まれていて、沖縄そば作りには、
50%の水を入れて、64%の加水率で作ります。






【手作り沖縄そばのレシピ】

小麦粉   250グラム

水      125cc

食塩    7.5グラム

かん水   15グラム



【チェックポイント】

温度25度。

湿度27度。

この気温が、沖縄そばを作る最適な温度と湿度。

この日は、湿度が少なかったので少し水の量を増やしています。



○年配の方よりも子供達のほうが、おいしく作れるそうです。

それは、生地を練る時の手の温度や湿度が、粉と水をより浸透させるようです。

(おばあちゃんと孫が作ると、孫の方がおいしかったという事がよくあるそうです。)


○生地を伸ばす際には、たて、よこ、ななめに伸ばして、空気を抜きます。

生地の中の空気をよく抜かないとおいしい麺は出来ません。


(作業中は、写真を撮ることを忘れていました。)




○そばを茹でる時には、麺の量の10倍以上の水で茹でないとおいしくないそうです。

200グラムの麺では、2リットルの水。

1キロの麺では、10リットルの水。

たっぷりの水で湯がかないとおいしく出来上がりません。

家庭では、茹でる水の量が少ないために硬くなったり、茹でるじゃなくて、煮込んでしまってやわらかくなり過ぎるようです。







【沖縄そばの歴史】

1534年。

琉球王朝時代、尚真王の49日の法事供養の品として、中国から供えられたようです。

当時は、「粉湯」と呼んでいたようです。

今から475年前の話。

うどんや日本そばよりも前に、麺文化が入って来たようです。

うどんは、1662年。(128年後)

蕎麦は、1799年。(245年後)


一般庶民が食べ始めたのは、明治の中ごろで、その頃は「支那そば」と呼ばれていたようです。





麺類の主な原料説明。

沖縄そばが、ラーメン・うどん・日本そばとは、原料も作業工程も違うことがわかりました。














自分で作った麺は、格別においしいです。





智二は、初めてなので、修了証書をいただきました。







「沖縄そば手作り体験」。

楽しい時間を過ごせました。










   
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