サン食品 土肥社長。
小麦粉の特徴(水に浸透しにくい性質)を説明しています。
【チェックポイント】
○小麦粉は、85度の熱を入れないと食べられないそうです。
パン、お好み焼き、天ぷら、たこ焼き、肉まん、まんじゅう、スポンジケーキなど。
○小麦粉には、14%の水分が含まれていて、沖縄そば作りには、
50%の水を入れて、64%の加水率で作ります。
【手作り沖縄そばのレシピ】
小麦粉 250グラム
水 125cc
食塩 7.5グラム
かん水 15グラム
【チェックポイント】
温度25度。
湿度27度。
この気温が、沖縄そばを作る最適な温度と湿度。
この日は、湿度が少なかったので少し水の量を増やしています。
○年配の方よりも子供達のほうが、おいしく作れるそうです。
それは、生地を練る時の手の温度や湿度が、粉と水をより浸透させるようです。
(おばあちゃんと孫が作ると、孫の方がおいしかったという事がよくあるそうです。)
○生地を伸ばす際には、たて、よこ、ななめに伸ばして、空気を抜きます。
生地の中の空気をよく抜かないとおいしい麺は出来ません。
(作業中は、写真を撮ることを忘れていました。)
○そばを茹でる時には、麺の量の10倍以上の水で茹でないとおいしくないそうです。
200グラムの麺では、2リットルの水。
1キロの麺では、10リットルの水。
たっぷりの水で湯がかないとおいしく出来上がりません。
家庭では、茹でる水の量が少ないために硬くなったり、茹でるじゃなくて、煮込んでしまってやわらかくなり過ぎるようです。
【沖縄そばの歴史】
1534年。
琉球王朝時代、尚真王の49日の法事供養の品として、中国から供えられたようです。
当時は、「粉湯」と呼んでいたようです。
今から475年前の話。
うどんや日本そばよりも前に、麺文化が入って来たようです。
うどんは、1662年。(128年後)
蕎麦は、1799年。(245年後)
一般庶民が食べ始めたのは、明治の中ごろで、その頃は「支那そば」と呼ばれていたようです。
麺類の主な原料説明。
沖縄そばが、ラーメン・うどん・日本そばとは、原料も作業工程も違うことがわかりました。
自分で作った麺は、格別においしいです。
智二は、初めてなので、修了証書をいただきました。
「沖縄そば手作り体験」。
楽しい時間を過ごせました。